物理化学―分子論的アプローチ〈下〉 ![]() 価格: 5,880円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 物理化学の中でもひときわ説明の難しい熱力学を,ここまで見事に体系化して,一切の迷いなく読める本は他に全くない.熱力学第一法則から始まって,まるで良くできた長編小説のように完璧な論理構成で納得できるのは奇跡に近い.熱力学をあきらめかけた人でも,これなら感動的に体系を深く正しく理解できるであろう.統計力学と一体化した解説も見事である. 上巻の量子化学も非常に丁寧に書かれていて,かつ下巻との連携が良くできているので,この上下巻だけは物理化学を学ぶものの座右の銘となろう.物理化学が,寄せ集めの学問でないことを,深く納得できる. なお,本書は, |
||
計測における誤差解析入門 ![]() 価格: 4,410円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 誤差評価が大嫌いという人は多いと思いますが、誤差嫌いでも納得できるのが、この本の1章にある逸話です。 1つめは、アルキメデスのように王冠の比重を測定するたとえ話で、誤差の評価が無ければ、王冠が純金なのかどうかの判別がつかないことを説明しています。 2つめはアインシュタインの相対性理論の検証に関する実話。実験的にニュートン力学と相対性理論のそれぞれを検証し、算出された誤差が相対性理論に軍配を上げた、という結果です。 例題も多いので、非常に理解しやすいと思います。ただ、この教科書は内容が1変数関数の話でほとんどです。多 |
人名反応に学ぶ有機合成戦略 ![]() 価格: 8,925円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 他の方々のレビューどおり、250個もの人名反応が見開き2ページにまとまられている。しかも原著(12500円)より安い(8500円)! しかし、原著では三分の一近くを占める参考文献と索引がすべてCD-ROM化されてしまっている。価格設定上、仕方ないことかもしれないが、これでは非常に使いにくい。よほど英語に不自由ならばともかく(そんなバカなw)、研究者を目指す読者ならば原著を選んだ方が後々役に立つんじゃないだろうか。 もちろん、日本語なので手軽であることは間違いない。研究室等で1日1反応ずつ輪読するとか、活用法も多いと思われる。反応機構も最近の知見までよく調べられ |
|
理系学部に合格(うか)ったら読む本―大学生活応援ガイド ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 近ごろ理系大学ってどんなのだろうと思って購入しました。 レビューのタイトルに「今時の…」と書きましたが、私は「古い時代に、文系の、 短大」に行った人間です。 全くちぐはぐな状況にいるのかもしれませんが、もしも、もしも、もう一度機会に 恵まれるとすれば、理系大学を目指してみたいなと、このトシになって思います。 現役の理系大学生も、理系を目指す受験生も、ベストを尽くしてくださいね! もちろん…文系の人も、現段階で進路が定まっていない人も…。 |
La tempesta di amore?恋の嵐?ラナンキュラス (ピクト・コミックス) ![]() 価格: 970円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 獄ツナonly恋の嵐シリーズ第3弾の『ラナンキュラス』です。 今回もあまあまでラブラブな獄ツナが満載です。 10年後や家族パラレル作品、軽めの大人向け描写などもあります。 獄ツナ好きさんにはぜひお勧めしたい1冊です。 |
|
同人作家コレクション 75 (POE BACKS) ![]() 価格: 924円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 4コマ調で読みやすく、何より作風お話総じてとても可愛いです。 嫌みもないのでどなたでも読めるのではないかと思います。 5927好きな方は勿論、そうでない方にも楽しめると思うので★5個いかせていただきました。 セキシロさん好きです! |
最新有機合成法 設計と戦略 ![]() 価格: 6,825円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 コンパクトにまとまった有機合成法に特化した本。ウォーレン有機化学を読み終えたレベルの方向け。有機合成はよくわかっていると思っていても、いつも使わない反応は、以外にわかっていない。機能性化合物を合成する人は、特に使う反応に偏りがある。このため、本書を使って、自分が弱い部分を知り、使える有機合成の数、知識をふやしていくのに役立つ。檜山先生と院生による日本語訳も好調。久しぶりに有機合成の良書がでた。値段は高めだが、洋書よりは安く、檜山先生により著者のミスなども修正されているので、和書の方がお得! |
実験を安全に行うために ![]() 価格: 840円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 化学系専攻の学生は実験の講義において、本書の内容は実地で学んだことだと 思いますが、化学材料を扱う実験では、取り扱いを間違えると大変な事故に つながる可能性があります。そのようなことから、別の分野を専攻された方でも 社会に出てから化学・材料系の実験を行う際には、是非本書を一読の上、手元に おかれて実験を進められることをお奨めします。 また、化学系専攻で日々化学材料を扱う方においても、大学を卒業後、時間が 経ってしまった方には、もちろん当然のこととして認識されているとは思いますが 再度自身の安全について見直すテ |